クラウドの明るい未来: クラウドセキュリティ環境で働くメリット

This post is also available in: English (英語)

本稿は Prisma Cloud 部門 Cloud CTO Vinay Venkataraghavanによる寄稿文です。

パロアルトネットワークス研究開発チームの一員である私の仕事には、パブリッククラウドを利用するお客様に向けたセキュリティ自動化機能の構築も含まれています。製品を育て、クラウドパートナー企業やお客様との関係をも育てる。そして、それらと研究開発との間の橋渡しをする。それが私の仕事です。

今日の企業は、クラウドのもつ無限の可能性を理解し、クラウドへのビジネス移行を急いでいますが、クラウドにはチャンスばかりでなくそれ特有のリスクもついてきます。しかもクラウド業界は急ピッチで進んでいることから、お客様の多くはクラウドの脅威進化に対応する準備ができていません。トレーニング不足、理解不足などが理由で、「クラウドは本質的に安全なはず」と考えてしまいがちなのです。

実際のところ、クラウドのセキュリティ確保は非常にむずかしい。たしかにクラウド上の資産保護に積極的に投資し、そうした投資が重要な理由を理解してくださるお客様は多いのですが、その同じ方々が「Amazon Web Services(AWS)、Microsoft、Googleなどのクラウドサービスプロバイダ側がリソースを投入してむずかしいセキュリティ問題を解決してくれているからクラウドはそもそも安全なはず」と考えてしまっています。現実には、クラウド利用にはそれを安全に保つための共同責任 (Shared responsibility) がともないます。残念ながら適切なセキュリティ態勢をもたずにクラウド移行を急ぐお客様は少なくなく、そうした適切なセキュリティ態勢有無の確認に時間も労力もかけない企業は、それだけサイバー脅威の影響を受けやすくなります。

たとえば今日のIT支出は、その97%ちかくがオンプレミスのデータセンタによってしめられ、クラウド支出はたったの3%しか増えていません。ですからクラウドは今が全盛期のように見えて、実際にはまだまだこれからなのです。

この分野で働いていれば、クラウド利用があまねく広がり、触れるものすべてに影響するまでにさほど時間はかからないだろうことはわかります。たとえば、「アレクサ、今日の天気は?」といったシンプルな問いかけですら、クラウド上の数千ものコンテナが関わっていますし、そうしたスマートデバイスの利用は日ごとに増えてきています。電話やコンピュータ、パーソナルアシスタントデバイス、自動車、冷蔵庫にいたるまで、私たちが毎日触れたりやり取りしたりするすべてのモノが、個人データを収集・保存することで私たちの生活を楽にしてくれており、もはやそうしたデータなしには日々を過ごせないほどです。そして、それらのデータはすべてクラウド経由で配信されている。したがってそこで利用されるテクノロジの安全性確保の重要性も増すばかりです。

これが私たちのたずさわる仕事の本質です。世界で最も差し迫った問題の特定をめざす業界に貢献し、働き、その一翼を担う。非常にやりがいがあります。私たちは、さまざまなアプリケーションのデプロイメントモデルや、デプロイメントごとに異なるセキュリティの必要性についてお客様企業の理解を促した上で、構成全体で見てそれらのモデルがどのように対処されるべきかを示していくことができるのです。だからこそパロアルトネットワークスで働くことは私にとってこれほどまでにやりがいがあるのです。自社のセキュリティプラットフォームがクラウドを本当の意味で保護し、世の中を変えていくのをじかに感じられるから。

イノベーションを止めるな

パロアルトネットワークスで働くことは、すなわちインフォメーションテクノロジの震央にいることです。私たちの仕事は、それこそ地元の小さな店から大手銀行、保険会社、製造業者、ヘルスケアプロバイダ、航空会社にいたるまでのさまざまなビジネス運営に影響し、ひいては私たち自身のセキュリティにも影響します。

ですから私たちがイノベーションを止めることはありません。この仕事では、つねに自身を最先端技術に触れさせ、スキルを向上させ、テクノロジ上重要な貢献をし、絶えず学び、成長する機会を得られます。それはなにものにもかえがたいものです。私たちは日々、機械学習、人工知能、コンテナ、サーバーレスクラウド、データサイエンス、セキュリティなどの技術にふれていますし、私自身、日々の業務でこれら高度なテクノロジのすべてを扱い、デジタルライフのありかたそのものに大きな影響を与えるような会社を業界でほかには知りません。

それだけではありません。パロアルトネットワークスで働くことは、スタートアップ企業のような柔軟性と大企業の安定性の「いいとこどり」をすることもでもあります。社内のエネルギッシュさやイノベーションの力は、はかりしれないものがあります。ここでは、アイデアを共有し、直観に従うことが推奨されています。私はこれまでこんな企業で働いた経験はありませんでした。ここでは、創造的破壊と意味のある仕事が非常にうまく調和しているのです。私たちの仕事は小さなものではありません。私たちはここで全世界を保護するという大きな仕事をしているのです。