Todo Es Posible ― なんだってできる

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Oscar Cordova

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本稿はパロアルトネットワークスのチャネルセールス オペレーション シニアマネージャ、Oscar Cordovaによる「Todo es posible (なんだってできる)」を再録したものです。

 

私は12歳で家族とともにメキシコから米国にやってきました。よりよい暮らしを求めてのことです。まったく新しい環境に溶け込むこと、新しい言葉を学ぶこと、このふたつを並行してやらねばならず、それはもう苦労しました。こちらでは「自分のルーツと行く先を決して忘れないで」と言いきかされて育ちました。ですから、自身の生まれや育ちについては常に意識していますし、仕事もふくめてヒスパニック文化を日常生活に取り入れるようになりました。

パロアルトネットワークスに入社した当時、従業員同士でつくるネットワークといえば女性のネットワークがひとつあるきりでした。はじめのうちは周囲を見回しても、私と似た顔の人は誰もいませんでした。その後、ようやく私以外のラテン系同僚とオフィスで出会い、2018年に草の根のラテンアメリカ系従業員ネットワーク、Juntosを立ち上げることができたのです。Juntosでの私の目標は、ラテンアメリカ系コミュニティに大きな影響を与えること。そのためには、ラテンアメリカ系のリーダーとなれる人々をテクノロジー業界にもっと集めたい。業界にとどまってもらい、リーダーシップを発揮してもらいたい。この目標は大きすぎて、パロアルトネットワークスという器だけに収まるものではありません。そこには忘れたくない文化のために尽くすという意味合いがあります。簡単なことではありませんが、なんとかやりとげたいですね。

 

テクノロジーギャップを埋める

ラテンアメリカ系コミュニティには、技術の溝、テクノロジーギャップが存在します。こうしたギャップがあると、ラテン系アメリカ人の教育に大きな影響を与えかねません。たとえば、きちんとした道具を揃えるお金がなくて適切なテクノロジーを学ぶ機会を逸したり、お金がなくてよい大学に通えなかったりするのです。こうした文化の障壁に、いまこそ打ち勝たねばなりません。その実行責任を負うのは、リーダーとして、コミュニティメンバーとして、倫理的経営者としての私たちです。

私の目標はコミュニテイの教育です。とくに学生やキャリアを積みはじめたばかりの新社会人を教育したい。とりわけ、高校生の教育には、もっと多くの時間とリソースを費やしたいと考えています。テクノロジーを使えば、社会にどんな影響を与えることができるのか。テクノロジー業界には、どれほど多くのチャンスが待ち受けているのか。なにより、単純にそうした業界で身を立てることは実際可能なのだということ。これらのことを高校生に教えたいのです。なにしろ、それはかつて私のきた道なのですから。

こうした活動の原動力となっているのは、コミュニティに恩返しをしたいという情熱です。後進の方々がより多くのチャンスに恵まれるようにしたい。この情熱は、ラテンアメリカ系コミュニティ支援だけにはとどまりません。私には5歳の息子がいて、自身の活動が将来息子やほかの子供たちに影響を与えることを承知しています。若い世代には、教育を続けて受けてもらえるような動機づけがしたい。私にそれができるなら、彼らにだってやりとげられる。そのことをぜひ彼らに知っておいてほしいのです。

「インクルージョン」はパロアルトネットワークスの中核となる価値観のひとつです。インクルージョン活動の一環として、私たちラテンアメリカ系従業員ネットワークグループは、各部リーダーと緊密に連携し、ラテンアメリカ系人材の獲得に取り組んでいます。さまざまな関係づくりにもはげみ、ラテンアメリカ系コミュニティの教育機会を最大化すべく取り組んでもいます。先週は、サンタクララにある本社で、Juntosと黒人系従業員ネットワークUjimaとが共同で、ラテンアメリカ系コミュニティと黒人系コミュニティによる初のキャリアナイトを開催しました。イベントの目的は、サイバーセキュリティなどハイテク業界の分野で、キャリアを形成するための適切なスキルを参加者に提供することでした。

 

こうしたイベントを通じて、声の小さなマイノリティに門戸を開くだけでなく、マイノリティがスキルを身につけたり、きちんと準備を整えられるようにしています。イベントでは、採用担当や採用マネージャと話す方法についてヒントを共有したり、全採用部門とガイダンス付きで会話ができるようなテーブルを用意したり、飲食物や無料の証明写真撮影を提供したりしました。

キャリアにかける望みについて一言うなら「todo es posible」―なんだってできる、です。マイノリティひとりひとりにこちら側へ来てもらうのではなく、彼らが今いる場所に私たちのほうが歩み寄っていくべきときが来ています。これまで過小評価されてきた人々に門戸を開くのは、だれかひとりの責任ではなく、私たちみんなの責任です。私は、こうした価値観を理解し、その実現にむけて積極的に取り組んでくれる企業で働けることを誇りに思います。